Amazonのヘビーユーザーなら、Amazonで買物をした代金の支払にクレジットカードを利用している人も多いのではないでしょうか。
Amazonでの支払に有利なクレカの候補としてネットで評判なのは「Amazon Mastercard(クラシック/ゴールド)」、「JCB CARD W/W plus L」、「Orico Card THE POINT」の3つです。
結論から言うと、Amazonプライム会員なら「Amazon Mastercardゴールド」が最もメリットの大きいカードです。ただし、そのためには一定の条件を満たすことが必要です。
そこで、この記事ではどのような条件を満たすと「Amazon Mastercardゴールド」が最もメリットが大きくなるのか理由とともに解説します。
Amazonおすすめカードの一覧
Amazonでの支払いで有利になると言われている3つのクレジットカードの特徴を一覧にしました。
Amazon Mastercardゴールド |
JCB CARD W/ W plus L |
オリコカード・ ザ・ポイント |
|
年会費 | 10,800円 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 (Amazonでの買物) |
1.0~2.5% | 1.0~2.0% | 1.0~1.5% ※1.5%以上にできる場合あり |
保険 | 旅行傷害保険 ショッピング補償 |
ショッピングガード保険 旅行傷害保険 |
紛失・盗難保障 |
ETC・家族カード | 家族カード:無料 ETCカード:有料 |
無料 | 無料 |
国際ブランド | Master | JCB | Master、JCB |
空港ラウンジサービス | 利用可 | - | - |
キャッシング | 0~50万円 | - | 10~100万円 |
JCB CARDとオリコカードは年会費無料ですがAmazon Mastercardゴールドの年会費は有料です。それも1万800円なので決して安くはありません。
しかし一定の条件を満たしている場合は実質的にこの年会費が無料になります。以下でその点を詳しく解説します。
なおJCB CARD W/W plus Lはいずれも39歳以下でないと申し込めない点に注意してください。
公式サイト: Amazon Mastercard|三井住友カード
公式サイト: ICB CARD W/W plus L|JCB
公式サイト: Orico Card THE POINT|オリエントコーポレーション
それぞれのカードの特徴
クレジットカードにはそれぞれの特徴がありますが、ここでは「Amazonで買物をする」という視点からそれぞれのカードが有利なのかどうかを解説します。
Amazon Mastercardゴールド
Amazon Mastercardには「Amazon Mastercardクラシック」と「Amazon Mastercardゴールド」の2種類があります。
もともとプライム会員なら年会費は実質無料に
クラシックカードは年会費1350円ですが初年度は無料、2年目以降も前年度に1回以上の利用があれば無料なので、普通に利用していれば実質的に無料です。
ゴールドカードの場合はWEB明細を利用すれば1080円割引になり、さらにリボ払い(マイ・ペイすリボ)を利用すれば5400円割引になります。この時点で年会費は4320円です。
そして、ゴールドカードの会員はAmazonプライムが利用できるので、その年会費(4900円)がかかりません。これらを合計すれば年会費である1万800円以上のメリットがあるので実質無料というわけです。
ゴールドカードの会員ならAmazonでの買物はすべて還元率が2.5%になります。またAmazon以外で買物をした場合でも1.5%の高還元率です。
リボ払いで手数料を発生させないようにするには?
リボ払いにすると手数料が発生するので、トータルで考えると不利になると思うかもしれません。しかし、毎月の支払額を高く設定しておけば実質1回払いになるので手数料がかからないのです。
そのためAmazonで高額な買物をしないのであれば問題ありません。
Amazon Mastercardゴールドは他のカードよりも還元率が高いので、もともとAmazonプライム会員だった人なら最も有利になるというわけです。
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JCB CARD W/W plus L
JCB CARD W(またはW plus L)もポイント還元率は一定の条件を満たすと2%になります。ただしその条件を満たすのが面倒なうえ、仕組みがやや複雑です。
公式サイトでは以下のような図でポイントがたまる仕組みについて解説されています。JCBカードでたまるポイントは「Oki Dokiポイント」といいます。

Oki DokiポイントはJCBカード利用で1000円につき1ポイント(通常ポイント)がたまります。そして、JCB CARD W(またはW plus L)の場合は1ポイントが上乗せされるので2ポイントになります。
さらに「JCB ORIGINAL SERIES」というサイトを経由してJCBカードで決済するとポイントが3倍になります(通常ポイントが3倍なので1000円につき3ポイント)。

以上を合計すると、1ポイント(通常ポイント)×3+JCB CARD W(またはW plus L)利用による上乗せ1ポイントで、合計4ポイントとなります。
このポイントは使い方がいろいろあるのですが、最も還元率が良いのが1ポイント5円相当になる以下の方法です(一例です)。ただし5円相当になるものは限られます。
- nanacoポイントに交換:1 Oki Dokiポイント=5 nanacoポイント
- ビックカメラのポイントに交換:1 Oki Dokiポイント=5 ビックポイント/ビックネットポイント
- JCBプレモカードにチャージ:1 Oki Dokiポイント=5円相当のプレモバリュー
1000円の利用で4 Oki Dokiポイントがたまり、そのポイントを5円相当で利用できるので20円分です。そのため還元率は20円/1000円=2%ということです。
しかし、これでは手間もかかるし使い道が限られるので不便ではないでしょうか。
こうした手間を省きたい場合は「パートナーポイントプログラム」を利用すると便利です。ただし、Amazonのポイントに交換すると1Oki Dokiポイントは3.5円相当なので、4 Oki Dokiポイントなら14円分です。つまり還元率は14円/1000円=1.4%となります。
Amazonでの登録を済ませれば支払いのときにOki Dokiポイントを選択できるようになるので交換の手間はかかりません。
以上から、JCB CARD W/W plus Lを利用してAmazonで買物をする場合の還元率は最大で2%、パートナーポイントプログラムを利用して手間を省くなら1.4%ということになります。
なお「JCB CARD W plus L」は女性向けのカードと理解してください。JCB CARD W plus Lに加入すると「LINDAリーグ」という女性向けのサービスの一部が利用できます(詳細は公式サイトでご確認ください)。
オリコカード・ザ・ポイント
オリコカードの場合はカード利用100円につき1オリコポイントがたまります(1オリコポイント=1円)。
ただしオリコモールを経由して買物をすると0.5%が上乗せされるので、1.5%の還元率になります。

なお買物をするジャンルによってはポイントがアップするキャンペーンをしていることがあります。記事執筆時点ではファッションジャンルの場合、なんと4.5%も上乗せされます。
上乗せポイントが気になるならマメにモールの情報をチェックしましょう。
入会キャンペーンについて
以上で紹介したカードはそれぞれ入会キャンペーンを行っています。
Amazon Mastercard
Amazon Mastercardクラシックに申し込むと5000円分のAmazonポイントがもらえます。ただしゴールドだともらえないので、クラシックカードを作ってから切り替えるのがオトクです(終了日未定)。
詳細については以下の記事をご覧ください。
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JCB CARD W/W plus L
JCB CARD W/W plus Lは一定の期間内に申し込むと、それぞれ特典があります。
- 2019年4月1日~6月30日入会:入会後3カ月、ポイント4倍
- ~2019年9月入会:最大で8000円分のキャッシュバックやJCBギフトカードプレゼントなど
オリコカード・ザ・ポイント
オリコカード・ザ・ポイントでは、入会後6カ月間はポイント還元率が2%にアップします。ただし上限は5000オリコポイントまでです(終了日未定)。
まとめ
Amazonをあまり利用していない人がAmazon Mastercardゴールドを作るのはやや微妙ですが、プライム会員なら実質的に年会費がかからなくなるのでメリットはあるでしょう。
Amazon Mastercardゴールドは空港ラウンジサービスや旅行傷害保険もついているので、そうしたサービスを必要とする人ならなおさら他のカードよりも有利です。
なおこの記事はあくまでAmazonをよく利用する人を想定したものです。キャンペーンの特典もふまえつつ、自身に合った普段使いできるカードをじっくり探してみてください。