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Amazonと楽天、どっちをメインで使う? みんなの傾向と理由

インターネットで買い物と言えば、Amazonや楽天市場が思い浮かびますよね。

どちらか片方しか利用していないという人も多いでしょうが、サービスは日々進歩します。もう一方の現状はどうなのか気になりませんか?

そこで本ページではAmazonと楽天の最新情報をふまえて両者を比較し、今ならどっちで買物をするのがベストなのかを解説します。

Amazonと楽天、みんなはどっちを利用している?

冒頭で「インターネットでの買物はAmazonか楽天」と書きましたが、それはデータでも裏付けられています。

東京都港区にあるニールセンデジタル株式会社が2018年6月に行った調査によると、オンラインショッピングサービスのシェア(利用者数)は以下のようになっています。

これを見るとAmazonと楽天市場が競り合っているということがわかります。

ということは、いずれも甲乙つけがたい魅力があると言えるでしょう。

実際は使い分けるのがベストですが、メインで使うならどっちがいいかという視点で一度考えてみるのがおすすめです。

以下、8つの要素で比較して解説します。

Amazonと楽天、メインで使うならどっち? 8つの要素から比較

Amazonと楽天を8つの要素から比較した結果を一覧にしました。まずはざっと眺めてみてください。

  Amazon 楽天
商品数
信頼性
価格
送料
商品の到着時間
ポイント ×
返品のしやすさ
レビュー

商品数について

Amazonと楽天が扱っている商品数については公式の発表がないのではっきりしません。

たとえば「財布 レディース」というキーワードで検索するとAmazonでは「200,000以上」、楽天では「438,097件」という数値が出てきます。しかし楽天は同じ商品を複数のショップが販売していることが多いので単純に比較はできません。

【楽天】

【amazon】

また楽天は関係ないものが検索結果に出てくることが多いです。そのため件数はかなり多くなっていると考えられます。

ただいずれも買いたいものは大抵揃っています。そのため商品数という意味ではAmazonでも楽天でも問題ないと言えるでしょう。

信頼性について

Amazonも楽天も超有名企業なので、その意味では信頼性はバツグンです。

しかし、Amazonは出品者の身元がはっきりしないケースがよくあります。よく確認しないで購入したら発送元が外国のよくわからない企業だったということもあります。

特にマーケットプレイス(中古品市場)では「◯◯書店」のような名称でも実態は個人ということが珍しくありません。その点では楽天のほうが、出品者情報がはっきり書かれているので安心です。

価格について

新品の商品を購入する場合、Amazonは販売元がAmazonだけですが、楽天なら複数の出品者が競うので楽天のほうが安くなるケースが多々あります。しかし、実際はこれも比較してみないとわかりません。

新品でも中古でも良いという場合はAmazonでも楽天でも買えるので、やはり一概にどっちが安いとは言えないのが実際のところです。

ただし、価格については次に説明する送料が大きく結果を左右することが多いです。送料まで考慮するとAmazonのほうが安くなることが多いでしょう。

送料について

Amazonには「Amazonプライム」というコスパ最強のサービスがあります。以下のように「prime」のマークがあれば送料は無料で、大半の商品が対象となっています。

Amazonプライムの会費は月500円ですが、年間で加入するなら4900円(いずれも税込み)になります。何か買物をするときだけ月会費を払ってもそのほうが安いということが珍しくないわけです。

またAmazonプライムは多くの商品で配送料が無料になるだけでなく、以下のようなサービスが利用できます(このほかにもあります)。日々サービスがどんどん進化しているのでコスパは良くなっています。

  • 「Prime Music」で100万曲以上が聴き放題
  • 「Prime Video」で対象となる映画やドラマが見放題
  • 「Prime Reading」で対象作品が読み放題
  • 「Amazon Photos」でフォトストレージが無制限に

特に「Prime Music」「Prime Video」はかなりのボリュームなので、とても月500円で利用できるサービスとは思えないレベルです。

「Prime Video」は一般的な動画配信サービス(NetflixやHuluなど)に負けない水準なので、そうしたサービスに会費を払って入会するなら、その前にプライム会員を検討するのがおすすめです。

楽天の場合は送料無料の商品もありますが、店舗ごとに送料がかかり金額もまちまちです。送料の点ではAmazonの圧勝と言えるでしょう。

商品の到着時間について

商品の到着までにかかる時間も、大抵Amazonのほうが早いです。

Amazonプライムの会員ならお急ぎ便/当日お急ぎ便/マケプレお急ぎ便が利用できます。すべての商品で利用できるわけではありませんが、対象となる商品なら驚くほど早く届きます。

またエリアは限られますが「Prime Now」を利用すれば最短2時間で届きます。

楽天はごく普通に宅配業者を利用するときと変わらないので、商品の到着時間についてもAmazonのほうが有利と言って良いでしょう。

ポイントについて

ポイントに力を入れているのは楽天です。Amazonにもポイント制はありますが、対象となる商品が少ないのでほとんど貯まりません。

楽天スーパーポイントは「SPU」で大きくアップ

楽天は普通に買物をしたときでも100円につき1ポイント(1ポイントは1円相当)のポイントが貯まります。

そして「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を徹底活用すれば、最大でポイントが15倍になります。

SPUでポイントをアップするには、

【例】

  • 楽天カードで買物をする(2ポイントアップ)
  • 楽天市場アプリを使う(1ポイントアップ)
  • 楽天モバイルを利用する(2ポイントアップ)

など全部で12種類の方法が用意されています。

この仕組みを利用すればどんどんポイントが貯まるので、使い倒せばかなりオトクになるでしょう(ただしポイントがアップするのは楽天市場での買物のみが対象です)。

楽天スーパーポイントは楽天ペイでも利用できます。

・貯まった楽天スーパーポイントは楽天市場だけでなく街での支払いにも使える

ということです。オンラインでもオフラインでもポイントが利用できるのは便利ですね。

Amazonのポイントを貯めたいならAmazonのクレカを活用

Amazonの利用でポイントを貯めたいのであれば、「Amazon Mastercard」を作るのがおすすめです。

Amazon Mastercardには「Amazon Mastercardクラシック」と「Amazon Mastercardゴールド」の2種類があり、Amazonでの利用代金に対して1.5~2.5%のポイントが貯まります。

もともとプライム会員の人がAmazon Mastercardゴールドを作る場合は年会費を実質無料にすることができ、Amazonでの買物では2.5%のポイントが貯まります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:Amazonの決済用クレカで最もおすすめなのは「Amazon Mastercardゴールド」

返品のしやすさについて

楽天では返品の対応は出品者によって異なります。そのため、何らかの理由でやむを得ず返品するときは購入した出品者のページを見てどのような手続きが必要か確認する必要があります。

Amazonの場合はどこから購入した場合でも「返品受付センター」に連絡して手続きを行うので、楽天と比べてわかりやすいです。

いずれも商品の性質によっては返品を受け付けてもらえないことがありますが、理由に問題がなければ返品は可能と考えて良いでしょう。

レビューについて

商品レビューの数や質が良いのはAmazonです。楽天では同じ商品を複数の出品者が販売しているので、レビューがバラけるというデメリットがあります。

ただしいずれもサクラがたくさんいます。サクラのレビューに騙されたくなければ詳しくレビューしているものだけを参考にするのがおすすめです。

質の良いレビューはAmazonに多いので、レビューを見たいときは楽天で買う場合でもAmazonを参考にするのが良いでしょう。

まとめ

Amazonも楽天も利用者数が同じくらいとあって、こうして比較してみるとどちらにも魅力があることがわかります。

価格の安さという観点からいえばAmazonをプライム会員として利用するのが良いかもしれませんが、楽天のサービスを数多く利用しているなら楽天をメインに利用するのも良いでしょう。

ただしポイントを貯めることを目的にするとお金を使いすぎて本末転倒になりかねませんので、買物のしすぎにはくれぐれも注意しましょう!