ファミペイはファミリーマートで利用できる決済サービス。
クレジットカードを登録してチャージすることができますが、利用できるカードはファミマTカードのみです。
- ファミペイでファミマTカードを利用するメリットは?
- ファミマTカードって必要なの?
といった疑問が浮かぶでしょう。
そこで本記事ではファミペイでのファミマTカード利用・ファミマTカードのメリットについて説明していきます。
ファミペイで使えるクレジットカードは「ファミマTカード」だけ

ファミペイは、あらかじめチャージをしないと利用することはできません。
チャージをする主な方法は現金またはクレジットカードですが、クレジットカードからチャージをする場合はファミマTカードしか利用できないのです。
将来的には他のクレジットカードも利用できるようになるかもしれませんが、仮にできるようになるとしてもいつになるかわかりません。
そのため、クレジットカードでチャージしたいならファミマTカードを検討しましょう。

ファミマTカードを使う4つのメリット
ファミマTカードには4つのメリットがあります。
- 年会費・入会費が無料
- クレジットカードのポイント還元あり
- ファミマでの支払いなら還元率2%にアップ
- 新規入会キャンペーンがお得
では、くわしく説明していきましょう。
1:年会費・入会費が無料
ファミマTカードは、入会金や年会費のような費用は一切かかりません。
「ファミマTカード」は厳密に言うとクレジットカードだけでなく以下の3種類があるのですが、FamiPayのチャージに利用できるのはクレジットカードとしてのファミマTカードのみです。
- ファミマTカード(クレジットカード)
- ファミマTカード(VISAデビット付キャッシュカード)
- ファミマTカード(ポイントカード)
VISAデビット付キャッシュカードは2019年の5月に新規の申込みが終了してしまったので、これから新しく作ることはできません。
またポイントカードとしてのファミマTカードからはチャージできません。
なお、ポイントカードとしてのファミマTカードをあえて作る必要はありません。なぜならモバイルTカードが簡単に作れるからです。

これまでTポイントカードを作ったことがない人でも簡単に作れるので、これからファミペイを日常的に使いたいならあわせて利用してみるのもおすすめです。
参考サイト:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社|Tカード情報登録・Tサイト利用登録
2:クレジットカードのポイント還元あり
ファミマTカードでショッピングをすると、200円(税込)につき1ポイントの(0.5%)のTポイントが貯まります。
ポイントは1ポイント=1円で利用できるので、お得でしょう。
ファミペイにチャージする場合はTポイントがつきませんが、代わりにFamiPayボーナスが200円につき1ポイント貯まります。
Tポイントは使い方が限られているので、FamiPayボーナスとしてもらったほうが使いやすいでしょう。
Tポイントをファミペイにチャージできればいいのですが、残念ながらできません。
クレジットカードは日常の支払いで積極的に利用すると、月に数万円の支払いにあてることも十分に可能です。
もしファミペイでの利用も含めて月に5万円の支払いに利用しているとすると、5万円×0.5%=250円相当のポイントが貯まり、1年間なら3000円相当。
特に意識することなくこれだけのポイントがもらえるなら悪くないですね。
3:ファミマでの支払いなら還元率2%にアップ
2019年8月から、ファミマでの買い物にファミマTカードを使うと200円につき4ポイントのTポイントがもらえるようになりました。
還元率は以下の内訳のとおり、合計2%となります。
- ショッピングポイント:0.5%
- クレジットポイント:0.5%
- 特別ポイント:1%
- 合計:2%還元
2%というのはクレジットカードの中でもトップクラスの還元率です。かなりオトクですね。
ただ、これはファミペイのチャージにあてると還元率が2%になるという意味ではありませんので注意してください。
ファミマTカードを発行している株式会社ポケットカードは、ファミマTカードをファミペイのチャージに利用させたくないのではないでしょうか。
だから、ファミマでクレジットカード払いをすることに2%もの還元をするのではないかと考えられます。
ファミペイにチャージして利用する場合、トータルで受けられる還元は以下のとおり最大で1.5%です。しかもポイントは2種類に分散してしまいます。
- ファミペイでの支払いに対する還元:0.5%(FamiPayボーナス)
- ファミペイへのファミマTカードによるチャージについての還元:0.5%(FamiPayボーナス)
- Tポイントカード呈示による付与:0.5%(Tポイント)
- 合計:1.5%還元
レジでファミマTカードを出して支払いにあてるとTポイントで2%の還元です。どちらを使うか迷うのではないでしょうか。
4:新規入会キャンペーンがお得
ファミマTカードは新規入会者に対するキャンペーンを行っています。
2019年8月の時点で行なわれている内容をまとめると以下のとおりです。いずれもキャンペーン期間(カード発行日の翌月末日まで)に条件を満たすことが必要です。
- 200円以上のクレジット払い1回につき200ポイント、最大10回(2000ポイント)還元
- Docomo、au、Softbank、ワイモバイルの料金をクレジット払いに登録し、キャンペーン終了月から2カ月後までの明細に請求があると1000ポイントを還元
- 北海道電力、東京電力など大手電力会社10社の料金をクレジット払いに登録し、キャンペーン終了月から2カ月後までの明細に請求があると1000ポイントを還元
すべての条件を満たすと4000円相当のポイントがもらえるのでオトクですね。ショッピングの条件は普段の買い物で使っていれば簡単に達成できるでしょう。
ファミマTカード利用の注意点について
ファミマTカードを利用するうえで一番注意しなければならないのは、ファミマTカードが「リボ払い専用カードであること」です。
リボ払いは分割払いよりも手数料が高く設定されている点がポイントです。ただし毎月の支払額を高く設定しておけば、実質的にすべて1回払いと同じ扱いになります。
たとえばある月に利用した金額が3万円の場合、毎月の返済額を10万円に設定していれば1回で3万円全額が支払われます。
この場合は手数料もかかりませんので予定外のコストがかかる心配はいりません。
また、毎月の利用額に応じてランクが上がる「ファミランク」や、毎週火曜日と土曜日がポイントアップの対象となる「カードの日」はいずれも2019年7月で終了しています。そのため、これらを事前に知っていたのであればあてにしないよう注意してください。
まとめ
ファミリーマートで買い物をするとき、ファミマTカードで支払うならレジでファミマTカードを店員さんに渡すだけで2%のポイント還元になります。
しかし、ファミペイで支払う場合はまずTポイントカードを提示し、そのあとにファミペイで支払うことになるので手間がかかります。しかも還元率は1.5%です。
ユーザーとしてはファミマTカードをどう使うか悩ましいところですが、少しでも還元率にこだわるなら当面はファミマで買い物をするときに、せっかくリリースされたファミペイではなくファミマTカードで買うことになるでしょうか。
こうした状況はユーザーにとってあまり好ましいことではないので、早めに解消してもらいたいところですね。