メルカリの売上金やポイントを使って支払いができるメルペイ。
メルペイはスマホで決済できる便利なサービスです。
「メルペイってどうやって使えばいいの?」
「設定が難しそう」
「そもそもどのお店で使えの?」
と疑問を持っている人もいるでしょう。
そこで本記事ではメルペイの使い方・設定方法・支払いの種類について詳しく説明していきます。
メルペイは「メルカリ」アプリでOK
メルペイは、メルカリが提供する決済(代金支払い)サービスです。メルカリでの買い物や実店舗での買い物、対応しているネットショップでの買い物に利用することができます。
メルペイは専用アプリが用意されているわけではなく、メルカリのアプリ内にあります。
メルカリのアプリをダウンロードして立ち上げると以下の画面になりますので、メニューの「メルペイ」をタップしてください。

そうするとメルペイの画面に変わります。

クーポンの上にある「売上金・ポイントをお店で使う」というところをタップして、指示通りに設定してください(上の画像では違っていますが未設定なら以下の表示があるはずです)。

そうするとメルペイの電子マネーカードが発行され、iPhoneの場合はApple PayのWalletに追加されます。

あと、iDの暗証番号を設定しておきましょう。
iDは1万円を超える決済をする場合、暗証番号の入力が必要になります。高額な買い物をする予定がなくても念のため設定しておくのがおすすめです。
画面を下にスクロールすると以下のメニューが出てくるので、「メルペイ設定」→「電子マネー(iD)」→「電子マネー用暗証番号」の順にタップします。

そうすると以下の画面になりますので、こちらで設定してください。

使い方はとても簡単
メルペイの使い方は以下の2通りがあります(メルカリを全く使ったことのない方を対象に解説します)。
- メルペイ残高にチャージする
- 「メルペイあと払い」を利用する
メルペイ残高にチャージして利用する方法
メルペイ残高へのチャージは銀行の口座からのみ行うことができます。
他のコード決済アプリのようにクレジットカードでのチャージはできませんので注意してください。
銀行口座の登録は前項で説明した「メルペイ設定」から行います。
「銀行口座」→「新規口座の登録」の順にタップすると以下の画面に変わるので、利用したい銀行を選んで登録してください。
利用できる銀行は全部で80行(2019年4月末)あります。

銀行の登録が終わったら、「チャージ(入金)」をタップしてチャージしましょう。

「チャージ(入金)金額」をタップし、金額を選択または入力してください。なおチャージできる金額は1000円からです。

メルペイあと払いを利用する場合
メルペイはチャージして利用する方法のほか、「メルペイあと払い」という使い方もあります。
メルペイあと払いではあらかじめ設定した上限の範囲内で、チャージをすることなく支払いに利用することができます。
メルペイあと払いの利用を始めるためには、トップ画面で以下の部分から順に設定してください。

利用金額の上限は最大で5万円まで設定できますが、実際に設定できる金額はメルカリの利用履歴その他によって個人差があります。
上限を変更するには「メルペイ設定」→「あと払い利用上限金額」の順に進めば変更できます。ちなみに筆者の利用金額上限は1万5000円でした(メルカリの利用歴なし)。

なお、メルペイあと払いで利用した金額は翌月に一括して支払うことが必要です(300円の手数料がかかります)。
毎月、月末までの利用分について翌月1日に明細が通知されるので、翌月末までに支払ってください。
支払い方はコンビニ払い、Pay-easy払い、口座振替のいずれかとなります。
メルペイあと払いについては以下の記事も参考にしてください。

メルカリの売上金は、銀行口座の登録でメルペイ残高に自動でチャージ
メルカリを出品側として利用している場合、売上金をポイントに変えればメルペイで利用することができます。
なおメルペイに銀行口座を登録すると売上金がメルペイ残高に直接、チャージされるようになるのでポイントに替える手間が不要になります。
あわせて180日の振込申請期限もなくなるので、メルペイを利用する予定がなくても登録しておいたほうがいいでしょう。
支払いはコード払い・iD払いの2種類
メルペイの支払い方は以下の2つです。
- コード払い
- iD払い
店頭で利用する場合、他のコード決済アプリとちょっと違う点があるので理解しておいてください。以下、店頭での使い方について解説します。
①コード払い
コード払いで利用する場合は「コード払い」をタップして、バーコードまたはQRコードを読み取ってもらってください。

なおコンビニでPayPayや楽天ペイなど他のコード決済アプリを利用する場合はこの方法が基本ですが、メルペイの場合はiD払いのほうが多いです。ローソンは例外で、両方が使えます。
ローソン以外のコンビニで「メルペイで払います」と店員さんに伝えてバーコードを見せても、それでは支払いができません。次に説明するiD払いを求められるので、あらかじめ知っておきましょう。
②iD払い
iDの機能が利用できるスマホであれば、メルペイをiDとして利用することができます。
利用の仕方は他のiD機能がついたカードと同じで、リーダーにスマホをかざすことで支払いができます。
なお支払いのつど認証が必要になります。機種によって微妙な違いがあることが予想されるので注意してください。
メルペイは対応店舗が豊富
メルペイはiDが使えるお店とメルペイのロゴがあるお店(コード決済のみが使えるお店)なら利用できます。
iDの利用可能な店舗数は公式ブログによると、約90万店あります。街で見かけることも多いでしょうから、気になるなら買い物のときに意識してみてください。
iDが利用できる主な店舗をまとめると以下のとおりです(一部、利用できない店舗もあります)。幅広い業種にわたって利用が可能となっています。
業種 | 具体例 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートなど |
スーパー・百貨店 | イオン、イトーヨーカドー、メガマート、ウェルマートなど |
レストラン | かっぱ寿司、牛角、ガスト、すし三崎丸、華屋与兵衛など |
ファーストフード | マクドナルド、モスバーガー、すき家、CoCo壱番屋など |
カフェ | タリーズコーヒー、コメダ珈琲、カフェ&バープロントなど |
居酒屋 | 魚民、甘太郎、和民、庄や、大庄水産など |
ドラッグストア | マツモトキヨシ、ウェルシア、ココカラファイン、ツルハドラッグなど |
生活用品 | ドン・キホーテ、ザ・ダイソー、ホームセンターグッディなど |
家電量販店 | ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオンなど |
音楽・本 | 紀伊國屋書店、TSUTAYA、ブックオフグループなど |
その他 | AOKI、サマーランド、エネオス、成田空港・羽田空港の店舗、歌広場、快活Club、京王プレッソインなど |
メルペイのロゴがあるお店(コード決済のみが使えるお店)については約45万店ということで、iD払いができるお店ほどの数はありません。
具体例は公式サイトに記載がありませんが、一例を挙げると阪急阪神百貨店が運営する店舗(阪急本店、千里阪急、川西阪急、あまがさき阪神など)、松屋フーズホールディングスが運営する店舗(松屋、松のや、マイカリー食堂、ステーキ屋松など)があります。
店舗にメルペイのロゴはあるけどiDが使えそうもないと感じた場合は「メルペイで払います」と言ったほうが良いでしょう。
まとめ
メルペイは、メルカリを使っていない人にとってはあまり関心がないかもしれません。しかし、上手に使えばキャッシュレスな生活をするうえで役立ちます。
メルペイの魅力は何と言ってもiDの利用可能なお店ならどこでも使えるという点です。主要なコード決済アプリと比較してもトップクラスなので、実際に使ってみれば意外と「使える」と感じるはずです。
メルペイを通した決済でポイントがたまらないというデメリットはありますが、ポイントをためることに関心のない人なら利用を検討する価値はありますよ。