メルペイでは「メルペイ電子マネーカード」を発行することができます。
メルペイ電子マネーカードとはデジタル上の仮想カードで、実際にカードとしての形はありませんが、「iD支払い」がスマホでできるようになるシステムです。
「メルペイとiDってどう違うの?」
「どうやって使えばいいの?」
「電子カードの発行はどうやればいいの?」
といった疑問を持つ人もいるでしょう。
iDを利用したことがない方や、電子マネーカードについて知らない場合は方法が不明で困ってしまうと思います。
そこで本記事では「メルペイでiD支払いする方法や電子マネーカードの事前設定、iDとして利用するメリット」についてわかりやすく解説していきます。
メルペイで電子マネー「iD」を使うことができる
iDとは電子マネーの一種で、メルペイとは別の決済方法になります。
通常のiDと同じように、iD対応のお店で利用が可能。
メルペイの中に入っているお金やポイントを「iD」という形式で支払いするという形になります。
スマホの中でメルペイの電子マネーカードを発行すれば、その電子カードでiD払いを行い、その料金はメルペイから支払われるという仕組みですね。
使い方とはSuicaやEdyと同じでスマホを専用機器にかざす形。
Androidの場合は、スマホをかざすだけでOK!
iPhoneの場合は「Wallet」を開いてスマホをかざします。(サイドボタンを2回押しまたはホームボタン2回押しで起動します)
メルカリアプリのメルペイページから「iD払い」を開いて起動することも可能です。
それぞれの支払い方法は以下の動画を参考にしてみてください。
▼iPhoneでのメルペイ利用
▼Androidでのメルペイ利用
バーコードを表示させて読み取ってもらうコード払いも十分に簡単なのですが、このかざすだけで支払えるiD支払いはよりスマートで簡単に決済ができる方法となります。
事前にメルペイ電子マネーカードの登録が必要
メルペイでiD払いを行うためには、「メルペイ電子マネーカード」に事前に登録しておくことが必要です。
方法はAndroid・iPhoneともに以下の通り。
- メルペイアプリを開く
- メルペイ設定を開いて「電子マネー(iD)」をタップ
- 電子マネー用暗証番号からSMS認証を行う
- 認証が完了すると電子マネーカードが自動で発行される
- おサイフケータイ対応のアプリ(Androidは「おサイフケータイアプリ」iPhoneは「ApplePay」)に電子マネーカードの情報を追加する
上記の手順で設定を行うことで、iDが使えるようになります。
携帯電話番号を入力するSMS認証が必要となるので覚えておきましょう。
メルペイにお金をチャージしておこう
メルペイはプリペイド式のスマホ決済サービスです。
メルカリの売上金やメルカリポイントなどの残高がない場合は、銀行口座からのチャージが必要になります。
銀行口座からのチャージは銀行によって対応してない場合もあるので要注意。
ちなみに他のスマホ決済サービスのように、クレジットカードでのチャージはできないので注意しておきましょう。
iDが利用できる端末か確認しよう
iDサービスはどのスマホでも使えるものではありません。
おサイフケータイ/ApplePayに対応していないスマホでは使えないので要注意。
対応端末は以下の通りです。
iD払い対応端末
- Android5.0意向がインストールされているおサイフケータイ対応のAndroid端末
- 国内で販売されたiPhone7以上の端末
- Felica対応のAppleWatch2以上の端末
具体的な機種名はそれぞれのキャリアのサイトからチェックしておきましょう。
iD払い対応端末一覧各キャリア確認サイト
普段からApplePayやおサイフケータイで別の決済サービスを利用しているという方の場合はiDも問題なく利用できます。
メルペイで「iD」を利用する2つのメリット
メルペイではコード払いが可能なのに、なぜiD払いをおすすめするのか。
その理由は以下の2つのメリットがあるからです。
詳しく解説していきますのでチェックしてみましょう。
①対応店舗が一気に広がる
メルペイのコード払いで利用できる店舗の一例は以下の通り。
メルペイコード払い対応店舗一例
- ローソン
- ミニストップ
- 松屋ホールディングスの飲食店(松屋、松乃家、チキン亭、マイカリー食堂など)
- クスリのアオキ
- V・ドラッグ
- ジャパンタクシー(旧全国タクシー)
- 原宿・竹下通りにある約30店の路面店(「earth music&ecology」「koe」など)
- JR西日本グループのショッピングセンター(マリエとやま、アルデ新大阪、プリコ神戸など)
- 阪神阪急百貨店グループの店舗(阪急本店、千里阪急、あまがさき阪神など)
- 福岡地所グループの商業施設(キャナルシティ博多、パークプレイス大分など)
全国45万店舗で利用できます。
ですがそれと比較してiD払いで利用できる店舗は非常に多く、全国93.9万店舗以上。
対応しているお店の一例だけでも以下のように非常に様々な場所で利用できることが分かります。
iD払いで支払いができる店舗一覧
業種 | 具体例 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートなど |
スーパー・百貨店 | イオン、イトーヨーカドー、メガマート、ウェルマートなど |
レストラン | かっぱ寿司、牛角、ガスト、すし三崎丸、華屋与兵衛など |
ファーストフード | マクドナルド、モスバーガー、すき家、CoCo壱番屋など |
カフェ | タリーズコーヒー、コメダ珈琲、カフェ&バープロントなど |
居酒屋 | 魚民、甘太郎、和民、庄や、大庄水産など |
ドラッグストア | マツモトキヨシ、ウェルシア、ココカラファイン、ツルハドラッグなど |
生活用品 | ドン・キホーテ、ザ・ダイソー、ホームセンターグッディなど |
家電量販店 | ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオンなど |
音楽・本 | 紀伊國屋書店、TSUTAYA、ブックオフグループなど |
その他 | AOKI、サマーランド、エネオス、成田空港・羽田空港の店舗、歌広場、快活Club、京王プレッソインなど |
例えばiD払いの場合は全国展開しているコンビニのほとんどで対応しているため、普段利用するお店で使える幅が広がり、とても便利になります。

②iPhoneならメルペイ→Suicaのチャージができる
iPhoneの場合、iDを利用するとメルペイからモバイルSuicaにチャージすることが可能です。
大まかな流れは以下の通りです。
- メルカリの売り上げやポイントをメルペイにする
- ApplePay経由でメルペイ電子マネーカードを選択し、モバイルsuicaにチャージする
Suicaだと対応している店がiDよりも増えるので、さらに様々なお店で利用できるようになります。
メルカリの売上金が十分にあってメルペイをより便利に利用したいのであれば、suicaと連携させてより便利でお得に利用しましょう。
詳しいsuicaへのチャージ方法はこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。

まとめ
メルペイはコード払いの対応店舗も増えていますが、やはり以前から利用されているiDの方が対応店舗が非常に多く、様々なお店で使えるようになります。
AndroidもiPhoneも、どちらも比較的新しい端末の場合はおサイフケータイ機能がついていてiDが利用できるケースがほとんど。
持っている端末でおサイフケータイまたはApplePayが利用できるのであれば、メルペイ電子マネーカードを発行してiD払いを活用してみてくださいね。
