Origami Payはスマホだけで決済できる便利なサービスです。
決済サービスは事前にチャージが必要なものも多いですが、Origami Payは事前チャージが必要ありません。
支払い方法は金融機関(銀行・信用金庫)口座・クレジットカード・デビットカードの3種類です。
金融機関の口座なら使った分だけ引き落とされ、クレジットカード・デビットカードなら通常のカード支払いと同じ扱いになります。
本記事では、Origami Payの支払いの仕組み・お得な支払い方法について解説します。
結論からいうと、ウォレットアプリ「Kyash」でデビットカードを作成して、Origami Payの支払いで利用するのがお得ですね。
Origami Payは事前チャージが不要

Origami Payの特徴は、利用する前にチャージをする必要がありません。
PayPayやLINE Payといった他の◯◯Payサービスでは、まず残高にチャージをしてから支払いに利用するのが普通でしょう。
チャージをする必要があるサービスの場合、いざ支払いをするときに残高を確認したりチャージしたりする作業が必要になるので手間がかかります。
でもOrigami Payは支払いをすると、その支払元として登録されている金融機関の口座やクレジットカードなどから直接、決済されるのでその手間が不要になります。
チャージが必要となる他のサービスを利用したことがないと、このメリットがピンとこないかもしれません。しかし、実際に使ってみると実感できるはずです。
もし、これからOrigami Payを使ってみるなら同時にPayPayやLINE Payなど他のサービスも使って比較してみることをおすすめします。
Origami Payの支払い方法は3種類
Origami Payの支払い元として登録できるのは金融機関の口座・クレジットカード・デビットカードのいずれかです。
以下の画面で登録したいほうをタップし、順に必要な情報を入力してください。登録の手続は簡単なので、おそらく迷うところはないでしょう。

銀行・信用金庫の口座振替
Origami Payに銀行や信用金庫の口座を登録すると、Origami Payで支払ったときに口座から即時決済されます。
Origami Payに登録できる銀行を一覧で示すと以下の34行です(2019年8月現在)。
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 三井住友銀行
- 青森銀行
- 秋田銀行
- 阿波銀行
- イオン銀行
- 大垣共立銀行
- 関西みらい銀行
- 紀陽銀行
- 群馬銀行
- 京葉銀行
- 埼玉りそな銀行
- 佐賀銀行
- 滋賀銀行
- 清水銀行
- 荘内銀行
- じぶん銀行
- 仙台銀行
- 第三銀行
- 中京銀行
- 東和銀行
- 鳥取銀行
- トマト銀行
- 長野銀行
- 百五銀行
- 百十四銀行
- 福井銀行
- 福邦銀行
- 北都銀行
- 三重銀行
- みちのく銀行
- ゆうちょ銀行
- SBJ銀行
この中にはメガバンクである東京三菱UFJ銀行や、セブン銀行、楽天銀行、ソニー銀行など有名な銀行でも含まれていないところがある点に注意してください。
なお、信用金庫については全257行のほとんどすべてで使えます。
信用金庫は2019年5月の時点で11行しか登録できませんでしたが、わずか3カ月で一気に増えました。銀行も今後、どんどん追加されるかもしれません。
クレジットカード
Origami Payは、国際ブランドがVISAまたはMastercardであれば登録することができます。
Origami Payの支払いにクレジットカードを使う場合はそのクレジットカードのポイントも貯まるので、ポイントを貯めているカードがある場合はそのカードを利用するのがおすすめです。
デビットカード
Origami PayはVISA・Mastercardの国際ブランドがついた「ブランドデビットカード」なら利用できます。
「VISA」や「Mastercard」というのはクレジットカードだけについているものではなく、デビットカードやプリペイドカードにもついていることがありますよ。
これらはクレジットカードと同じようにVISA・Mastercard加盟店で支払手段として利用できるので、覚えておきましょう。
以下のカードは住信SBIネット銀行のデビットカードです。

また、以下は「LINE Payカード」というプリペイドカードです。

デビットカードを利用しても基本的にポイントはつきませんが、クレジットカードだと使いすぎが心配という人には向いています。

支払い方法によってキャッシュバック率が変わる
Origami Payに登録する支払元を金融機関にするか、クレジットカード・デビットカードにするかで還元率が変わります。
銀行や信用金庫などの口座なら利用金額の3%ですが、クレジットカードやデビットカードの場合は2%となっています。
ただし、クレジットカードを登録する場合はそのクレジットカードのポイントもつくので、還元率の高いクレジットカードを使えば金融機関の口座よりも高くなります。
また、クレジットカードを登録するなら直接Origami Payに登録せず、次に説明する「Kyash」と併用するのがおすすめです。
お得に使うならkyashと併用しよう
Kyashは国内のVISA加盟店で利用できるプリペイドカードで、Origami Payに支払元として登録することができます。
Kyashの支払元としてクレジットカードを登録すると、Origami Payを利用したときに「Origami Pay → Kyash → クレジットカード → 銀行預金」という流れで決済が行われ、以下のように還元が受けられます。
- Origami Payでの支払いに対する還元:2%
- Origami Payの代金をKyashで決済したことに対する還元:2%
- Kyashの代金をクレジットカードで決済したことに対する還元:クレカのポイント
クレジットカードのポイント還元率が1%であれば、合計で5%の還元が受けられるというわけです。
Kyashは「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類がありますが、バーチャルカードならすぐに作ることができます。
そのため少し面倒ではありますが、Origami Payの利用準備とともにKyashの準備もしておくのがおすすめでしょう。

なお、Kyashを運営している株式会社Kyashという会社は三井住友銀行や伊藤忠商事などの有名企業も出資している会社です。
「PCI DSS」というクレジットカードのセキュリティの国際基準にも準拠しているので、安全面についてはそれほど心配する必要はないでしょう。
まとめ
チャージが不要といわれても、それだけならたいしたメリットではないと思うかもしれません。しかし、実際に使っているとチャージという作業は面倒に感じるものです。
また、Origami Payはポイントという概念がないのでいちいちポイントの残高や、いつ付与されているのかということを気にする手間もかかりません。
たくさんポイントが還元されるといってもいつ付与されているのかわからなかったり、付与のタイミングが遅かったりするとだまされているような心境にならないでしょうか。
まだ加盟店が少ないのでOrigami Payの利便性は今ひとつですが、2019年末には国内145万カ所、海外1000万カ所で利用できるようにする予定とのことです。
Origami PayはPayPayやLINE Payなどに遅れをとっている印象がありますが、加盟店が増えれば巻き返すかもしれませんね。