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モバイルSuicaの払い戻し(退会・解約)手続きまとめて紹介!使い切ってからなら手数料は無料

モバイルSuicaの利用を何らかの理由でやめる場合、手数料を払えば残高の払い戻しをしてもらうことができます。

ただJR東日本以外のエリアに引っ越すということが理由なら、モバイルSuicaを解約する必要はありません。

なぜならモバイルSuicaは東日本以外でも利用できるからです。

そこでこのページではモバイルSuicaの払い戻し手続きのやり方と注意点について解説します。

JR東日本以外のエリアでもSuicaは使える

JR東日本以外のエリアに引っ越すという理由でモバイルSuicaを退会して残高を払い戻してもらおうと考えているなら、少なくとも焦って退会する必要はありません。

なぜならSuicaはJR東日本以外のエリアでも使えるからです。

例えばJR九州のエリアに引っ越すからといって「SUGOCA」に切り替えないといけないわけではないのです。

在来線でエリアをまたいで利用することはできませんが、JRの電子マネーは相互利用が可能です。そのため他のエリアでモバイルSuicaを使い続けることができます。

またJR東日本以外のエリアでは「モバイルKitaca」「モバイルTOICA」のようなサービスはありません。

そのため、引っ越してもそのままモバイルSuicaを使い続けるほうが便利かもしれません。

他のエリアの電子マネーはApple PayやGoogle Payに登録して使うこともできないので、引っ越してから使ってみて不具合を感じるかどうかで払い戻すことを検討するのがおすすめです。

モバイルSuicaの払い戻しの手順

モバイルSuicaの払い戻し手続は簡単です。

解約手続きは改札から入場しているときでなければ基本的にいつでも可能で、スマホだけで完結できます。以下、iPhone7の端末で解説します。

モバイルSuicaのアプリを起動し、右下の「チケット購入 Suica管理」をタップしてください。

画面を一番下までスクロールすると「このSuicaを払い戻す」というメニューが出てくるのでタップしてください。

「払戻し手続き案内」を読み、一番下にある「同意する」をタップしてください。

「払戻額確認」という画面になるので、内容を確認して「次へ」をタップしてください。手数料は220円です。

払戻額の振込をしてもらう金融機関を指定します。金融機関名の最初の2文字以上を入力し金融機関を選択してください。

支店名をカナで入力して選択してください。表示されていなければ「次候補」をタップして探してください。

金融機関の口座情報を入力してください。口座種別(普通/当座)の選択をお忘れなく。

最終確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ「Suicaを払戻す」をタップしてください。

Apple Payのメインカードが他のクレカに変わった旨が表示されます。

モバイルSuicaの画面には「ご利用になれません」と表示されます。

Walletアプリでも「このカードは使用できません」と表示されるので削除してしまいましょう。

払い戻しをするときの注意点

モバイルSuicaの払戻しをするうえではいくつか注意しておきたい点があります。

先にスマホの解約(通信事業者との)をしてしまった場合

うっかり先にスマホの契約を解約してしまった場合はパソコンから手続きをするか、コールセンターに連絡することで払戻しが可能です。

物理カードのデポジットについて

物理カードを取り込んでモバイルSuicaを使い始めた場合、デポジットの500円は取り込んだ時点でモバイルSuicaの残高に反映されています。そのためモバイルSuicaの払い戻しをしても加算されません。

定期券として利用している場合

定期券は有効期間が1カ月以上残っている場合に限り払い戻しができます。

ただし払戻額は単純に月割りで計算するのではなく、以下のように計算します。

例:7月1日から12月末までの6カ月定期を11月5日に払い戻す場合
6カ月分の代金-(3カ月定期の代金+1カ月定期の代金×2カ月)=払戻額

なお払戻額の計算においては、1カ月未満の期間については1カ月として計算されます。

使い切って解約すると手数料が無料に

チャージ残高が220円未満のときは払戻しされる金額はありません。そのためチャージした金額を使い切って退会手続をすれば実質的に手数料は無料となります。

チャージ残高を使い切るためには、あらかじめ正確な金額がわかっている買物をするときに金額をそろえておけば良いです。

モバイルSuicaからからチャージをする場合は1000円単位でしかチャージできませんが、Walletアプリ経由なら以下のように1円単位でのチャージが可能です。

そのため、手数料を払いたくない場合はこの方法で残高をゼロ円にしてから解約することをおすすめします。

まとめ

引っ越しをするのでモバイルSuicaのチャージ残高を払戻してもらおうと考える人はそれなりにいるでしょう。

でもすでに解説してきたとおりモバイルSuicaは他のエリアでも使えますし、アプリとしてスマホから利用できるのはSuicaのみなので、他の交通系電子マネーと比べて優位な点があります。

ただJR東日本以外のエリアで買物をするときに「Suicaで払います」と言うと店員さんが一瞬、考える間ができることが珍しくありません。また、お住まいの地域によっては使えない交通機関が多いかもしれません。

そのためモバイルSuicaを払い戻してもらうかどうかは引っ越しをして、実際にその地域で利用してから決めるのが良いでしょう。